同盟国としての信頼性を見よ

オバマさんやケネディ大使がが「安倍さんの靖国参拝」に失望したという話を聞くと「要職にある者ならば、相手の国の文化や歴史ぐらい勉強してからものを言え」などと思ってしまうし、メディアにも多くの人が同じ趣旨の発言をしています。
 その通りで間違いではないのですが、どうもけんか腰になりがちです。
 9日付の産経新聞のコラムで、曾野綾子さんが関連したことを書いていますが、読んでいてなるほどそういう言い方もあるなあとひざを打ちました。

 「オバマ大統領やケ不ディ大使のような人に会う機会が仮にあったら、落語に出てくる物知らずでずうずうしい長屋の住人みたいに、つい口走ってしまいそうな言葉はある。それは「誰と組むと言ったって、日本と組んでおく方が、絶対にお得ですがねえ」というセリフだ。」
 理由は「防衛にせよ、経済圏の形成にせよ、日本人という集団ほど、組織を理解し、手抜きやズルをせず、汚職をせず、正直で働き者で、末端までことを正確になそうとする国民性というものは、そうそうはいないということ」で、
 具体的には「道にはゴミーつ落ちていず、トタンや木片で作った貧民街もなく、自動車はクラクションーつ鳴らさず、路線バスはほぼ時間通りに来る。 
 新幹線は開業以来半世紀、乗客の死亡事故一つ起こさず、電気も水道も停電や断水をすることはめったにない。たった数人の生徒のためにも村の分教場を置き続け、救急車は懐に1円も持っていない身分のわからない病人でも必ず乗せて医療機関に届ける。代議士が民間の会社から8億円を受け取ると、その金の使われ方をニュースが毎日追いかける」

「国民の多くが、聞違いなく、私以上に算数ができる。文字も書ける。義務以上に、創意工夫をし、社会のために働けることに意義を見いだしている。
 こんな国民性というものが、地球上にやたらとあるわけではない。むしろ異例である。
 もちろん日本人に欠けた資質もたくさんあるが、基本を押さえた行動の安定性と道徳性にかけては、多分日本人は群を抜いている国民だ。この点を評価できないようなアメリカにはこちらが失望する番だ。」

 曽野さんが永年続けていることに、身体の不自由な人たちをキリスト教の聖地巡礼に連れて行ったり、世界の辺地で医療活動をしている日本のシスターたちへの援助も、ご自身が現地を確かめた上で数十年も続けています。
 フジモリ元大統領を長い間自宅に匿ったり、『日本財団』の会長を引き受けたりと、敢て火中の栗を拾うこともします。
 
 とかく理想論や時の風潮を見ながら発言する、世にありがちな“胡散臭い”文化人!と異なり、身体を張ったボランティア活動を続けている曽野さんだからこそ、近ごろには珍しい“おとこ気”のある人として、その説得力は群を抜いていると私は思っています。
 
 但し、相手に物申すだけではなく、日本人への苦言も忘れません。
 「日本人は自戒し続けなければならないだろう。若者に辛抱や勇気を教え、豊かさにも貧しさにものびのびと対応できる心身の力を備えてもらわなければ、日本の世界的地位はたちどころに転落するに決まっているからだ。」と提言しています。

by oantaka | 2014-04-11 20:08 | さざえのつぶやき
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日が山の端にかかる残り少ない時間。思い浮かんだあれこれの独り言です。


by pantaka
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