昭和の日

 日本人の美徳を余すことなく体現され而も気負うことなく実行された、昭和天皇のお誕生日が巡ってきます。畏れ多いことですが、猫背で家鴨のような歩き方は、“さっそう”という感じからはほど遠い、生真面目一方に見えました。

 ところが実際には一流のユーモアと思いやりのお心をお持ちだったと、加瀬英明さんが書いています。
 
 天皇は散歩中にお堀の土手から都内を眺められるのがお好きだったそうです。
 昭和55年衆参両院議長や副議長をお茶の会にお招きになった時、社会党の秋山副議長が「陛下はお堀の土手から都内をご覧になるそうですが、一番のご関心は何でしょうか」と聞かれて「決まっているではないか。国会議事堂だよ。」と仰せになって愉快そうに笑われたということです。
 言うまでもなく、政争に明け暮れる議員たちをおからかいになったのです。

 昭和46年、両陛下はヨーロッパ訪問に出発しました。
 パリのフォンテーヌブローの森を案内された時、お見せしたい池のコイがなかなか現れず案内人が困惑しているとすかさず「今日は日曜日なので出てこないんでしょう」と仰せになって案内の人を慰めたと。

 昭和50年にアメリカを訪問された時、ディズニーランドでは子供たちとも交歓されて大いに楽しまれましたが、その時ミッキーマウスの腕時計を贈られて大いに喜ばれたことを、当時のニューヨークタイムズの東京支局長ヘンリー・スコット・ストークス記者が本社に送稿したのに、本社ではまさか謹厳実直の天皇が漫画の時計を使うはずがないと没にしてしまったとか。
 
 行動力は兎も角、腕時計ぐらいは真似たいと私もアメリカから取り寄せて常用しています。
 80歳の老僧とミッキーマウスの腕時計。
 このミスマッチが気に入っているのですが…。

 尚、ヘンリー・スコット・ストークス記者はイギリス人。
 最近、日本擁護の本(『連合国戦勝史観の虚妄』『何故、アメリは対日戦争を仕掛けたのか』など)を矢継ぎ早やに書いて、真実はどこにあったかを世に問うていますね。
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by oantaka | 2014-04-27 21:48 | さざえのつぶやき
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日が山の端にかかる残り少ない時間。思い浮かんだあれこれの独り言です。


by pantaka
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