2014年 12月 04日 ( 1 )


高温ガス炉 HTTR

 太鼓判付の安全原発をご存知でしょうか。
 茨城県大洗町にある独立行政法人日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターが、1998年に熱出力3万㌗の立証炉を作り上げました。
 冷却材や保持電源を失っても炉心溶融という破局的事故を起さず、何もしなくても自然に冷却して停止するという、優れものです。
 
 「こういう考え方がある」ではなく、1998年に既に実証済みの原子炉なのです。
 画像は、その開発センターのホームページのものですが、何故日の目を見なかったかというと、この高温ガス炉の性能を発揮するためには電気出力30万㌗とい上限があり、一基で百万㌗以上の出力がある従来型に較べて、コストの点で負けるという弱点があったからということです。
 
 ところが福島原発事故によって、従来型の安全のためのコストが跳ね上がったため、俄に実現性が取りざたされるようになった、ということです。

 熱交換に水でなく高温のへリウムガスを使うため、例えば海岸に設置して真水を作り、内陸の砂漠に潅漑用水を送って農業をしたり、離島の電源として島々に直接設置して電力を供給したり出来ますから、わが国だけでなく、途上国の発展のためにも威力を発揮できるでしょう。
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by oantaka | 2014-12-04 21:03 | さざえのつぶやき
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日が山の端にかかる残り少ない時間。思い浮かんだあれこれの独り言です。


by pantaka
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