カテゴリ:さざえのつぶやき( 52 )


パンドラの約束

 ハチ公広場から歩いて五分。スペイン坂を上りきったところの『シネマライズ』で『パンドラの約束』を観てきました。

 一貫して反原発の立場だったロバート・ストーン監督がこのドキュメント映画を作ったのは、映画制作の過程で原子力の実態を学ぶにつれ「地球の温暖化を避けながら貧困国の人たちをも救うためには原発しかない」という結論に至ったからだそうです。
 その説得力は、アメリカで開かれた『サンダンス映画祭2013』で上映した際、観客の75%が原発反対だったにも関わらず、映画が終わった時には80%の人が原子力支持に変わったということからも分かるように、淡々と事実を積み上げてゆく姿勢が説得力を持ったのだと思います。

 同じような、嘗ての反原発活動家が何人か登場しますが、反原発について一定の評価があった人が、ある日推進派になるということは随分勇気の要ることであったろうと思います。
 今も原発反対を唱える人も当然登場しますが、インタビューをすると論理的な反対ではなく、不思議なことに、憲法改正反対派と全く同じで「危険だからダメ、平和を脅かすからダメ」というような感情的としか思えない理由があるだけでした。

 また、アメリカ民主党の反対で今のところ実現できていない、次世代の原子力発電方式『統合型高速炉(IFR)』などならば全電源喪失のような過酷事故でも、熱暴走を起すことなく自力で安全に停止しますし、放射性廃棄物を燃料として使うため、貴金属を含む貴重な資源として再利用が可能になります。
 
 ただ、一緒に観た孫が言っていたように、原発のメリット・デメリットを知っているものには、平板でメリハリのない教科書のような映画でした。
 池田信夫さんも「率直にいって、教科書としてはよくできているが、映画としてはおもしろくない。監督の主張が表に出過ぎていて、観客を引き込む力がない。」とブログで言っていますが、これは多分「原発ってホントはどうなのよ」と思っている人には格好の、権威ある“教科書”だと思います。
 
 特に日本は原発についても世界トップの技術力を持っているそうですから、この方面でも世界に貢献するためには原発を止めるべきではないと思います。
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by oantaka | 2014-04-25 22:03 | さざえのつぶやき

同盟国としての信頼性を見よ

オバマさんやケネディ大使がが「安倍さんの靖国参拝」に失望したという話を聞くと「要職にある者ならば、相手の国の文化や歴史ぐらい勉強してからものを言え」などと思ってしまうし、メディアにも多くの人が同じ趣旨の発言をしています。
 その通りで間違いではないのですが、どうもけんか腰になりがちです。
 9日付の産経新聞のコラムで、曾野綾子さんが関連したことを書いていますが、読んでいてなるほどそういう言い方もあるなあとひざを打ちました。

 「オバマ大統領やケ不ディ大使のような人に会う機会が仮にあったら、落語に出てくる物知らずでずうずうしい長屋の住人みたいに、つい口走ってしまいそうな言葉はある。それは「誰と組むと言ったって、日本と組んでおく方が、絶対にお得ですがねえ」というセリフだ。」
 理由は「防衛にせよ、経済圏の形成にせよ、日本人という集団ほど、組織を理解し、手抜きやズルをせず、汚職をせず、正直で働き者で、末端までことを正確になそうとする国民性というものは、そうそうはいないということ」で、
 具体的には「道にはゴミーつ落ちていず、トタンや木片で作った貧民街もなく、自動車はクラクションーつ鳴らさず、路線バスはほぼ時間通りに来る。 
 新幹線は開業以来半世紀、乗客の死亡事故一つ起こさず、電気も水道も停電や断水をすることはめったにない。たった数人の生徒のためにも村の分教場を置き続け、救急車は懐に1円も持っていない身分のわからない病人でも必ず乗せて医療機関に届ける。代議士が民間の会社から8億円を受け取ると、その金の使われ方をニュースが毎日追いかける」

「国民の多くが、聞違いなく、私以上に算数ができる。文字も書ける。義務以上に、創意工夫をし、社会のために働けることに意義を見いだしている。
 こんな国民性というものが、地球上にやたらとあるわけではない。むしろ異例である。
 もちろん日本人に欠けた資質もたくさんあるが、基本を押さえた行動の安定性と道徳性にかけては、多分日本人は群を抜いている国民だ。この点を評価できないようなアメリカにはこちらが失望する番だ。」

 曽野さんが永年続けていることに、身体の不自由な人たちをキリスト教の聖地巡礼に連れて行ったり、世界の辺地で医療活動をしている日本のシスターたちへの援助も、ご自身が現地を確かめた上で数十年も続けています。
 フジモリ元大統領を長い間自宅に匿ったり、『日本財団』の会長を引き受けたりと、敢て火中の栗を拾うこともします。
 
 とかく理想論や時の風潮を見ながら発言する、世にありがちな“胡散臭い”文化人!と異なり、身体を張ったボランティア活動を続けている曽野さんだからこそ、近ごろには珍しい“おとこ気”のある人として、その説得力は群を抜いていると私は思っています。
 
 但し、相手に物申すだけではなく、日本人への苦言も忘れません。
 「日本人は自戒し続けなければならないだろう。若者に辛抱や勇気を教え、豊かさにも貧しさにものびのびと対応できる心身の力を備えてもらわなければ、日本の世界的地位はたちどころに転落するに決まっているからだ。」と提言しています。

by oantaka | 2014-04-11 20:08 | さざえのつぶやき

ウィンドウズXP

甲府郊外の限界集落に住むお年寄りのブログが楽しみで、毎日楽しみにしていました。
 今日のブログに「PCが絶不調のところにXPのサポートがなくなり、皆様にご迷惑がかかる恐れがあるため暫くお休み致します」という告知?がありました。
 PCってパソコンのことだと思うのですが、OSのサポート云々ということは、セキュリティやウィルスに関係することなのかと思うのですが、わが家は相棒さん始め家族全部がそれぞれMacユーザですが、7台のパソコンでOSも新旧ばらばらですが何の不調もないのです。
 ほかにもXPで困ったという話を聞きましたし。
 どなたか、それはこういうことだよと教えてもらえませんか。

写真はハルノノゲシ

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by oantaka | 2014-04-08 20:34 | さざえのつぶやき

エコストーブ

 ロケットストーブなどとも言うようですが、手近の材料で手作りできて燃料も手近の木切れなどを使い、而も完全燃焼なので煙も少なく燃料効率が抜群に高いという優れものだそうです。
 ネットには沢山の実例が挙がっていますが、本物を見たいものだと思います。
 それならうちにあるよ、という方おいでになりませんか。

 写真はネットからの借用です。

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by oantaka | 2014-03-31 07:23 | さざえのつぶやき

キケマン【ケマンソウ科ケマン属】

 サクラが開花して『桜前線』の北上が始まりました。
 日本人の例に漏れず、うちの方はどうかなと自然村のオオシマザクラを見に行きましたが、こちらは開花直前の風情でした。

 それよりも、上り坂の途中で見つけたキケマン。
 個体数が少なく、見つかることは稀な植物だそうで、今は廃道になった『白浜・畑線』の林道で見てから、2回目です。
 草丈はムラサキケマンより遙かに剛直な感じで50センチほど。どちらかというと半日陰のじめじめしたところが好みのようです。
 ケマンは、仏像の装身具である華鬘に似ていて、色が黄色だからだそうです。

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by oantaka | 2014-03-29 18:23 | さざえのつぶやき

子供叱るな来た道だ 年寄り笑うな行く道だ

 d0170960_2113676.jpg 近所のおばあさん、頭の配線が時々着いたり離れたり。
 最近、85歳の旦那さんも同じように。
 お二人とも耳が遠いので、傍で見ていると会話がとんちんかんでおかしいことこの上なし。

 うちの若いもん達が面白がって話題にしているのでひと言。
 『うちにだって「明日は我が身」の夫婦がいるんだから覚悟しておけ』と言ってやりました。

by oantaka | 2014-03-25 21:01 | さざえのつぶやき

確定申告終わり

 月1回のミニコミ誌の発行が10日に終わり、何より苦手な毎年1回の確定申告という山場も、昨日何とかやっつけて漸く日常が戻って来ました。

 時は春。久しぶりに気分爽快です。
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by oantaka | 2014-03-14 21:03 | さざえのつぶやき

05817

日本は嘗て侵略国家で、周辺諸国に多大の迷惑をかけたといって憚らない人が、マスメディアを始め未だにおります。
 然し大東亜戦争そのものが、アメリカに追いつめられた末の自衛のための開戦だったことは、当のマッカーサーが言うまでもなく歴史の示す通りです。

 また東南アジア諸国に侵攻したことを侵略と言う人もいますが、結果としてアジア諸国を支配していた植民地国家からの解放のために侵攻したともいえるのであって、その国の人たちに銃を向けたわけではありません。
 
 現地の国民がどのように受け止めたか、ヘンリー・S・ストークスの著書によると、フィリピン大学のレティシア教授は「東アジアに対する日本の軍事進出は、色々の意味で、アジアに解放をもたらす力を、存分なまでにふるった。日本帝国の軍隊が、香港、ビルマ、インドシナ、インドといった、西側帝国主義の要塞を次々と攻略していった素早さは、それまで白人は不敗と信じていた諸民族を驚愕させた」と。

 日露戦争に続き、有色人種が太平洋でも白人国家を打ちのめした、このことがアジア諸民族に与えたインパクトは、当の日本人の想像を遙かに超えるものでした。

 ジョージ・S・カナヘレ(ハワイ日本経済協議会事務局長・政治学博士)は『日本軍政とインドネシア独立』で
1、オランダ語や英語を禁止した。このため公用語としてインドネシア語が普及した。
2、青年に軍事訓練を課し、厳しい規律や忍耐心を教え、勇猛心を植え付けた。
3、オランダ人を一掃し、インドネシア人に高い地位を与え、能力と責任感を身に付けさせた。
4、ジャワにプートラ(民族結集組織)やホーコーカイ(奉公会)の本部を置き、国土の隅々まで支部を作って組織の運営方法を教えた。

 その結果はどうだったか。

 日本軍が無条件降伏した1945年8月15日から2日後のインドネシア、スカルノとハッタは独立を宣言しました。
 宣言文の日付は05817だそうです。
 お分かりでしょうか。
 2605年8月17日、つまり神武天皇即位の年から起算する皇紀です。
 若し、日本軍によって侵略されたという認識ならば、こんなことになるはずがありませんね。

 更に態勢を立て直したオランダ軍が進攻してきた時、これに立ち向かったのは日本軍が創設したPETA(祖国防衛義勇軍)でした。更に旧日本軍人2,000人もこれに加わり、半数の戦死者を出しながら義のために戦ったということです。

 以上はヘンリー・S・ストークスの著書『なぜアメリカは対日戦争を仕掛けたのか』から引きましたが、最後に彼は次ぎのように言っています。
 
「今日、日本がアジア諸国から尊敬されなくなったのは、アメリカに追従して、経済利益だけを追求して、先の大戦に敗れるまで抱いていた気高い精神を、失ったからに違いない。歴史を失った国には品格がない。」
 

by oantaka | 2014-02-23 21:13 | さざえのつぶやき

江戸時代は暗黒時代?

 『江戸時代はエコ時代』講談社文庫)という本で著者の石川英輔さんは、「家永三郎さんの『検定不合格日本史』によると、〈長い間鎖国を続けたため、日本は世界の文化の脅威すべき進歩から取り残されてしまったが…。このことが幕府の専制を維持するためにはきわめて好都合だった〉といっています」と。 

 著者石川さんは「世界の脅威すべき進歩」が齎した植民地主義や現在の浪費経済を取り上げていますが、私はもう一つの視点「幕府の専制云々」を考えて見ます。
 家永さんに代表される“進歩的文化人”がこれをいう場合、「江戸時代の一般市民は、がんじがらめのお上の監視と貧乏とで、暗い人生を送らざるを得なかった」ということだと思います。

 以前、館山市立博物館で古文書の講座を聞きに行きました。
 教材は、畑地区の旧家所蔵の『年貢の取り立て帳』だったと思いますが、それぞれの田んぼが「日照りで半作でした」、「大水で流されました」、「ウンカにやられました」と割当を大幅に下回る年貢高になっていました。
 ということは「有無を言わさず取り立てる」のではなく「左様か。仕方ないのう」とお代官が決裁したということですね。

 大掃除をしていた時、沢山の反古に混じって『月並み俳句会』の投票用紙が出てきました。
 参加した人が、その日の自信作を半紙に書いて回覧し参加者が点をつける…というものですね。
 お坊さんも当然いたでしょうが、お百姓であったり小さな商人であったりと、普通の人たちです。
 若し「活かさず殺さず」の境遇であれば、とてもこんな遊びはできない筈ですね。

 白浜ダムの近くに、今は使っていない感慨用の堰があります。
 明治初年の完成記念碑に、主立った先達と思われるお百姓の俳句が刻んであります。
 生活にゆとりがなければ出来ないことでしょう。

 上は私が体験した例のうちのいくつかですが、江戸時代全般の治安や自治についてならば、世界にまれな住み心地よい世界をお示しできます。

 それでも尚「徳川時代は暗黒だった」という人が若しいれば、ぜひお考えを聞きたいのですが、青息吐息の暮らしとはかけ離れた、現在より遙かにゆとりに満ちた日常生活が目に見えるようですが、如何でしょうか。

by oantaka | 2014-02-05 21:06 | さざえのつぶやき

衣被

 毎年、芋名月のころになると、子供の頃の記憶がよみがえるのでしょうか、日光生まれの相棒さんは「きぬかつぎって、美味しいのよねえ」といいます。
 漣さんの、セレベス芋の記事を見つけたので、小芋を譲ってもらいました。

 早速茹でて皮をむき、醤油をちょこっとつけて食べる…。
 調理とも言えないただそれだけの食べ方ですが、そのシンプルさに何とも言えない美味しさがありました。

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by oantaka | 2013-12-01 20:34 | さざえのつぶやき
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日が山の端にかかる残り少ない時間。思い浮かんだあれこれの独り言です。


by pantaka
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